プロペシアの弱点とは?
前回の髪はなぜ抜ける?で薄毛(男性型脱毛症)の原因は5αリダクターゼの過剰な働きによるものだということを書きました。
今回から具体的にこの5αリダクターゼを抑制する方法を考えていきたいと思います。
5αリダクターゼの抑制と聞いて初めに思い浮かぶのはフィナステリドだと思います。
日本ではプロペシアという商品名で販売されている薬ですね。
しかしこのプロペシアには3つの弱点があるのをご存知でしょうか?
まず一つ目が髪はなぜ抜ける?でも書きましたが、5αリダクターゼには1型と2型があります。
しかしプロペシアが働きを抑制させることができるは2型のみです。
つまり1型が原因の薄毛には効果がないということになります。
1型にも効くフィナステリドもあるようですが、2014年3月現在で日本では前立腺肥大の薬としてしか認可されていないようです。
次にプロペシアには精力減退、肝機能への影響という副作用が出る可能性があります。
共に限定的な副作用ではありますが(プラシーボ効果の範疇という指摘もある)、薬である以上なにかしらの副作用は覚悟しなければいけません。
最後にコスト。
今までの薄毛の治療薬としては安価だという声もありますが、プロペシアは使用を中止すると同時に薄毛の進行が再開されてしまいます。
つまり何十年というスパンで考えると決して安いものではないということです。
以上3つの弱点を逆手に取って考えると、5αリダクターゼ対策として必要な要素は
・1型にも2型にも効く
・副作用がない
・コストが安い
という点に集約されると思います。
次回はこの3点を踏まえた上での具体案を考えていきたいと思います。