髪はなぜ抜ける?
薄毛、抜け毛に悩んでいる方は大勢いらっしゃると思います。
ライフスタイルも多様化しストレス社会と言われる現代、データによると薄毛で悩む人は毎年8000人単位で増えているそうです。
ではなぜ髪は抜けるのか。
また薄毛になる人ならない人の差というのは何か。
遺伝で決められてしまっていることなのか。
ということを検証していきたいと思います。
まず髪が薄くなる原因の95%は男性型脱毛症(AGA)だと言われています。
最近テレビCMなどでもよく見かけるやつですね。
2014年3月時点で言われているAGAのメカニズムはテストステロンが5αリダクターゼという酵素と結びつくことによってジヒドロテストステロンに変換され、このジヒドロテストステロンが髪の成長を阻害する指令を出すことによって薄毛の原因になるというものです。
いきなり聞いたことのないような言葉がたくさん出てきました。
それぞれ簡単に説明すると
テストステロン
睾丸で作られる男性ホルモンの一種で人間を男性たらしめるもの。
筋肉や毛髪の成長に一役買っている。
5αリダクターゼ
テストステロンをジヒドロテストステロンへ変換する酵素。
1型と2型があり、1型は頭皮の皮脂腺に多く存在し2型は毛乳頭に多く存在する。
どちらも髪に良い影響を与えるものではないが、2型がよりAGAに関与していると言われる。
ジヒドロテストステロン
テストステロンと親和性の低い器官の成長に一役買っているが、髪の成長を阻害する。
となります。
つまりどれかが悪者という訳ではなく、全てが私達の身体に何かしらの恩恵を与えているということが分かりました。
要はバランスの問題です。
5αリダクターゼの量については遺伝すると言われており、薄毛は遺伝するの根拠ともなっています。
この5αリダクターゼを少し抑制してあげれば、ジヒドロテストステロンに変換される値も変化し薄毛が改善されるということになります。
では次回以降5αリダクターゼの抑制方法を考えていきたいと思います。